日本カイロプラクティックドクター専門学院 札幌校
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第23期生 斉官 一美さん(入学18ヶ月目)

もくじ

福祉の仕事がつないだ、カイロへの道

--- 昼間は働いていらっしゃるとのことですが?
 
現在は、ホームヘルパーとして在宅介護の仕事をしています。
具体的には、障がいのあるお子さんの送り迎えや、お出かけに付き添ったり。
放課後を一緒に遊んで過ごすこともあるんですよ。
 
--- そういった福祉の仕事が、カイロに興味を持つきっかけだったのでしょうか?
 
きっかけは、今の仕事とは別にあります。私がスポーツ系の専門学校を卒業した後、最初に就職したのが、身体に障がいを持たれた方の福祉施設でした。学生時代に解剖学などを軽く学んでいたこともあり、訓練科のリハビリ職員として配属されたんです。
そこでは日々、お年寄りの硬直してしまった手足を動かしてあげるなどの処置をしていました。
それが、カイロというより、身体そのものに対する興味を持ったきっかけとも言えますね。
 
--- なぜ、もう一度学校へ進学することを選ばれたのでしょうか?
 
学生時代に解剖学に触れたとはいえ、私にはほとんど知識がありませんでした。日々、手探りの状態です。柔道整復師や鍼などの資格を持っている同じ職場の先生方に相談しても、今度は先生方の使っている言葉が分からなくて困りました。本で勉強しながら、結局5年間も勤めたのですが、自分の知識だけではもう限界でした。身体について、ちゃんと学びたいと思っていたんです。
 
--- そんな中で出会ったのが、カイロだったと。
 
はい。リハビリについて自分なりに色々と調べていく過程で、カイロという治療法があることを知りました。
実は、整体のような治療院には一度も行ったことがなかったんですよ、私。だから余計に「どんなものかなぁ」という興味がありました。
ただ、その頃は福祉自体が自分に向いているのか分からなくなってしまい、仕事を辞めて実家へ戻ったんです。2003年のことですね。
  

最後に背中を押してくれたのは、母でした

--- 入学まで、だいぶ間が空いているようですが?
 
実家へ戻ってから、初めての学校見学にも行きましたが、自分の性格上、すぐめげてしまうところがあって。
勉強はしたいけど、今までやってきたことも中途半端になるんじゃないかとも思い、そこではまだ踏ん切りがつきませんでした。私は一人っ子のせいか、母には何でも話すのですが、その母にも「あんなに勉強嫌いだったアンタには無理だ」と言われていましたし。
この先、私は何をしていこうって、まさに自問自答の時期でしたね。ただ、生活するためのお金も必要で、新しい仕事が見つかったこともあり、ひとまず再就職したんです。
 
--- それが現在のお仕事ですね。
 
そうです。でも、新しい仕事を始めてからも、心のどこかではずーっとカイロのことがあったようです。私が事あるごとに「カイロ、カイロ」と口にしていたみたいなので。
 
で、ちょうど今から二年前。仕事関係でのトラブルがあったことで、気持ちの整理がついたんです。真剣に「学校に行きたいんだ」と母に伝えたら、「あんなに面倒くさがりなアンタが、なんだかんだ言いながら、何年も話の中に出てきて、そうして今回きっぱりと行きたいって言ったってことは、それなりの決意があるんでしょ。お金は少ないながらも、援助できるから。」って言ってくれて。「行ってみたらいいんじゃないの、ずっとくすぶっているくらいだったら」と、最後には背中を押してもらいました。
  

実技だけでは不十分。心と身体を両方学んでこそ

それからは「もう、行こう」って決めていたのですが、もう一度だけ詳しいお話を聞こうと、学校に電話したんです。そうしたら、偶然3年前と同じ方に電話対応してもらって、「3年ぶりですね」と言われて。ほんとうに驚きました。
 
--- この学校を選んだ理由は何でしょう?対応した人が良かったのでしょうか?
 
やはり心と身体はひとつなので、心理学などの授業を通して、心の部分まで勉強できるという点に惹かれました。カイロの学校というと、どうしても実技中心に思いがちですが、テクニックを習うまでには、身体の基礎的な構造を知らなければいけません。そして身体には心意的なものが絡んでくるものなので、トータルでやらなければ意味がないというのが実情です。学ぶ側にしてみると、なかなかハードですが。
 
--- 短期の学校という選択肢もありますが?
 
  私がリハビリの現場で感じたのは、身体って本当に複雑にできているということです。
それなのに、半年や1年勉強しただけで、「はい、終わり」と出されても、絶対に後で自分が困る。
実際に入学してみると、1年半経った今でも、まったく足りないんですから、半年なんてまずもってあり得ません。

頑張り続けるお母さん達を、カイロで元気にしたい


--- 最近の、カイロを取り巻く環境についてはいかがでしょうか。
 
法律できっちり定められていない点で、自由になんでも決めてしまえる部分は確かにあります。「あそこに行って痛くされた。だからカイロは嫌だ」という声を、私も聞きますし。でもだからこそ、「いや、そうじゃないんだよ」って言いたいんです。「うちの学校の直営店なら、そういうことは絶対に起きないから」と言ってあげたいし、そう言える環境がここにはあると思うんです。
 
--- では最後に、将来の目標を教えてください。
 
いつか、今お世話しているお子さんの、お母さん達に施術してあげられたら素敵ですね。障がいを持ったお子さんをお持ちの親御さんは、自分の身体が辛くても、どこへも行けるような状態ではないんです。日々、頑張り続けなければいけないお母さん達に、自分の技術を提供できたらと思っています。カイロプラクターは鍼師や柔道整復師と違い、医師の診断がなくても治療できるので、今の仕事にも活かせるなと思っています。
 
--- 貴重なお話を、ありがとうございました。今後のご活躍を期待しています。頑張ってください。
 

 

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